中小企業こそコンプライアンスを


コンプライアンスとは、法令遵守、という意味ですが、倫理観といった明文化できないものも含まれます。

大手企業の人事の方とお話しすると、LGBTなどマイノリティへの対応とか、情報保護とか細かく規定や方針があり、それをしっかりと守っています。

これが中小企業に行くと異なります。
特に従業員が100名をちょっと超えるような会社。
役職者が割としれっとセクハラ発言をしたり、部下に対して、パワハラとも取られかねない発言が出てきます。例えばキャバクラ行こうぜ!!という話が女性がいるにもかかわらず、かつ、就業時間に出てきたり。
まあ、昭和のお父さんたちの会話が今でもされている、と思ってください。

当然、コンプライアンスに関する研修や仕組みはありません。そこに費用をつぎ込んで明確なリターンがないですからね。後回しになりがちですよね。


なので、大手企業の社員は、取引先の中小企業の社員の様子を見て唖然とします。なにしろ会社で厳しく禁じられてきた差別的な話やセクシュアリティな話題を当社では平気で交わされているわけでして。
大企業のOBが中小企業の管理職に再雇用したものの結局なじめず退職してしまう、という根っこはこのあたりにあるのではないか、と感じるわけです。


そして一番怖いのは、このような中小企業は大手会社と意識下で大きく開きがあることに気がついていないのではないか、ということなのです。
勘付いているけどあえて無視しているのかもしれませんが。
ただし、このコンプライアンス、多様な背景を持つ人材が円滑に働くためのルールでもあるのです。今後、人材の不足につれて女性や外国人などの採用は避けられません。
今後も会社を継続させていくためには、コンプライアンスの重要性が高まっているのです。