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借金の分だけ背負うものが増える


経営改善支援、という仕事をしているため、会社の資金繰りにつまる、という話はよくあります。

厳しい会社の場合は資金繰り表を作成するのですが、あと数ヶ月先には資金がショート。
どう考えてもウン千万円足りない、という状況のもと、どこかから足りない分を引っ張ってこれないか、銀行はもう無理だから、知り合いに心当たりないか、という議論になりました。

その議論を聞いていた社長がおっしゃった一言。

借金の分だけ、背負うものが増えるんだよな。
周りに迷惑かけて今後生きていくんだよな。


そうなんです。借り入れの恐ろしいのは、人生かけて背負っていかなければならない負債ということなんです。

事業が好調なら意に介さずなのですがら、返済に詰まった瞬間にその負担が増してきます。

銀行から借りている分ならまだマシで、親族から借りたとか、取引先に支払いを滞留しているとか、自身の事業を継続するために周りに多大な迷惑をかけている。

また、銀行から借りているのが事業資金だけならいいのですが、住宅ローンを借りているとか、先代から土地を担保にしているとなると、同居するご家族への影響がでてきます。


だから、借りた以上は会社を儲けさせないといけないんです。
迷惑をかけてしまった方々に恩返しするためにも。
事業で借りたお金は個人では返しきれないお金です。しっかり返す、それ以上にそのお金で事業を継続、拡大させることが経営者に求められることなのです。