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大成しないひと


10年以上、研修講師の世界に身を置いていて、中小企業診断士の業界団体に出入りしていると、

あーこの人、起業したら行き詰まるだろうなぁ、というのがわかることがあります。

私のカンとか経験上ですが、細かな人です。
繊細や細やかさとはちょっと違う。


コンサルタント、もしくは講師ミーティングしているとき、一通りエージェントなどから話を聞き、様々なイレギュラーな事態を思いつき、どうすればいいんでしょうか?と逐一聴く方です。

とにかく細かなことを聞いてきます。
例えば新入社員研修講師なら、身だしなみのチェックでネイルやヘアカラーの基準はどこまでなら許容範囲なんでしょうか?

コンサルタントなら、決算書をもとにこんな資料作ったのですが、社長に見せながら話しても大丈夫なんでしょうか?


新人ならまあ仕方ないのかな、とは思います。

ベテランなら他の手段を考えたり、経験上の許容範囲を分かっています。だから逐一聞きません。
質問するときは周りが気がついていない盲点を突いてくることが多いですね。


とはいえ、ある程度経験を積んでいる方でも、あれこれ思いつきのように質問してくる方がいらっしゃる。
エスカレートすると、マニュアル作ってください!という事態に。

いや、何年も続く定型的な作業ならマニュアルは必要だけど、数日の研修とか半年くらいのプロジェクトなんですが………


結局、ミスを避ける、自分の責任を追及されるのを避けようとおもうあまり、細かな点まで質問するんですね。
自分自身の判断軸がないのです。

プロであれば、顧客の本筋の要望を掴んで、あとは自分の判断軸で動きます。
多少のミスがあっても自分の責任と割り切り、対応していく覚悟があります。


起業するにあたり、マニュアルやノウハウ本やコンサルタントになんでも聞こう、と依存する方は残念ながら向いていないのです。