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なかなか決まらない社長


なかなか決断できない社長がいらっしゃいます。

特に業績が厳しいときに、決まらない社長だとなかなか話がすすみません。
とにかく現状維持を望みたがります。
私の経験上ですが、2代目以降の後継者社長とシニアの社長にあるある現象です。両方の属性を兼ね揃えてる場合もありますね。

もっとも、社長の変わりたくない、というお気持ちをゴリゴリと動かしていくのが私の仕事なのです。


さて、このパターンで一番怖いのが、資金繰りがタイトで、ショートするXデイがわからない場合です。
とにかく手元のお金が足りないのは分かってるんだけど、支払いきれなくなるタイミングがいつなのか。

そこまで把握できている社長は少ないのです。顧問税理士の試算表を待っていてもなかなか出てきませんので、通帳のコピーをもらったり、今後の大きな入出金の予定をヒアリングしながら、資金繰り表を作成していきます。

会社にもよりけりですが、わりと近いうちにショートする見込みとなります。
さて、資金手当はできるのかしら??


ほとんどの場合は、資金手当をしてもまた同じ状況を繰り返すことが多いのです。
現状維持のまま何年間も経営を続けていたのですから。ヒアリングしても打ち手が出てこない。
打ち手はあっても資金が枯渇しているため何もできない。

どこかからお金を融通したり、支払いを延ばしてもらっても延命でしかなく、気がついたら数十万円しか手元に残らない。
こうなると残された手段は、夜逃げしかないのです。倒産するにしてもお金がかかりますから。
まだ、倒産したほうが、最低限の財産を守れるし、どこかの会社に就職することもできます。


最悪のケースを伝えましたが、事業でも人生でも同じこと。
結局、決められずにそのままにするということは、それだけ自分の首を絞めていることですし、自分の選択肢を狭めているに他ならないのです。