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孤独な経営者と依存する従業員と


中小企業で今起こっている問題のほとんどはこのブログの題名に集約されているかと。


従業員の不満は、ここまで自分は働いているのに会社が報いてくれない、なんですよね。
報いてくれない、自分への承認欲求が少ないと感じることから始まり、他社と比べて給料が安いとか、休みが取れないとか、だんだんと待遇に話が移ります。

休みを取るための努力とか、給料上げるためにもっと売上伸ばすために頑張ろう、という考えにはなかなか至りません(完全歩合制の営業ならまた違うかもしれない)。
なぜなら毎月のお給料も毎年の有給も、もらえて当たり前ですから。

従業員は会社に依存しているともいえます。しかも自分が気がつかないうちに。
依存していることをダメと言っているわけではないのです。会社は、自社で働く従業員が生活をできる分だけ報酬を出すのが大前提ですから。


一方で、お給料を渡す経営者。
毎月安定したお給料を支払わなければならないのですが、売上は常に安定しているとは限らない。
大口顧客とのトラブルとか、台風や地震の災害などで一気に売上が落ち込む危険があります。

そのギリギリの範囲内で経営判断が求められるプレッシャー。待遇をあげて!と従業員から訴えられても、いやいや、あげてもいいけどどこまで収益にコミットしてくれるの??と言いたくもなります。
とはいえ、経営者と従業員の目線は全く異なりますから社長の思いはなかなか通じません。


経営者が孤独、と言われる所以はここにあるのです。
この孤独感に一緒に寄り添う、というのがコンサルタントとしての使命かしら、と考えています。