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台風で被災した事業者(現在リスケ中)の融資

当社のコンサルティング先では台風で被災した会社があります。

施設は保険で賄える場合が多いのですが、やはり休業期間中の売上減少、というよりもゼロという状態はかなり効いています。

 

で、先日びっくりしたのが、被災した会社に対して、日本政策金融公庫が運転資金の融資をするという話が出ておりまして。たとえリスケ中だとしても。

 

公庫がその対応ということは保証協会も同じことが想定されます。こちらは銀行の対応に左右されますが。

 

最もすべての被災事業者に貸し出してくれるのかというとそんなことはない(と思う)

ですが、公庫や商工会議所に相談してみる価値は十分にあります。

すでに公庫から借入の実績があれば話が進むかと。

 

 

ただし気を付けてほしいのはリスケ(元本の支払いを低減中)しているということは、会社の収益以上にお金を借りているという現実は変わらないということ。

新規融資で今の状況は乗り越えられますが、返済はしなければいけません。

その借りたお金は、リスケしているこれまでの債務よりも優先しての返済となります。

 

つまり、来年は返済の負担が高まっているのです

その負担に耐えるためには、台風前よりももっと会社を磨き上げて十分な収益を上げる必要があります。

まちがっても「台風復帰後も同じように事業続けたい」と考えたらだめなのです。

8年前にそう考えた事業者は、震災後に慢性的な収益低迷に苦しんでいます。

余談ですが、震災の時は賠償金が出たから収益低迷という現実を直視しないで済んだのです。そして賠償金が打ち切られた3年くらい前から厳しい会社が続出中。

 

 

どうしても借りたい場合は、資金繰り表を作成しましょう。

 

3か月分くらいのお金の出し入れの実績をつけるのです。通帳の入出金を日ごとにエクセルで入力するだけ。オンライン決済使っていればcsvファイルで取り出して加工するだけ。

お金の出し入れの実績をもとに、毎月いくらでているのか、どれくらい入金が見込めるのかを表にまとめていきます。

 

資金繰り表があれば銀行も審査の判断ができ、融資までのスピードが速まります。

 

最後に大事なことだから言います。

できれば追加融資なしで、日々の支払いの工夫で何とか乗り切ってほしいのです。