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お金で人を動機付けする社長のはなし

従業員に指示をするときに何かとお金を引き合いに出す社長がいらっしゃいます。

 

「よくがんばったな、今度のボーナス、はずむからな!」

 

「新しい仕事をしてほしいけど、手当つけるよ!」

 

「せめてこれくらいやってくれないと、給料は上げられないなあ」

 

などなど

 

ちなみに外部の業者やコンサルに対しても、お金さえ払えばなんでもやってくれると考える社長も同じタイプです。

 

あるあるなのは「ものづくり補助金」などで派遣された中小企業診断士を「補助金の申請書 作成代行業者」として扱う事例。

補助金の申請書の作成から、採択後の中央会の対応までお金払うんだからやって!とひたすら全部丸投げしてくる方。

 

 

 

さて、このような社長の下で働く従業員は、仕事に対するモチベーションの基準が「お金」になります。

日ごろの業務と「いくらもらえるか」がリンクされているのです。

 

あるある話ですが、こういった会社では同僚が〇〇円もらっていて、私は〇〇円、という話はなぜか従業員同士で共有されています。

 

ではお金をもらったら満足度が高まるのかというと、

多額のお金をもらって、一時的にはうれしいものの、その嬉しさはあっという間に忘れますよね・・・。

ちょっと買い物するとか、生活費に消えるとかで使っておしまい。

 

そして、いくらあっても足りない。

 

 

思うようにお金をもらっていないと感じる従業員も生まれます。

なんで自分だけ・・・もっとちゃんと評価してほしいと不満を抱くのです。

 

長年繰り返すと、従業員はお金で左右される人間となります。

 

好調なときはそれでもいいのです。給料がいいわけですから。

売上が厳しくなった時はどうなるか。お金がもらえないと見切りをつけた従業員から辞めていきます。

 

 

このような現象が起こる原因。社長は自信がないのです。

お金さえ払えば、何とかなるだろうと思ってしまう。

自分自身に自信がないから、お金で動かそうとするのです。

 

従業員のモチベーションはお金だけではありません。

この社長ならついていきたい、この会社で自分は育ててもらった、と思ったら多少お金がなくても活躍してくれるのです。

 

会社の業績が下がったときに、何名の社員がついてくるのか。

これこそが社長の自信や魅力が最も露わになる時期なのです。