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そこそこで済ませられない年代

コンサル先の会社の店舗で社長と店長含めてバックヤードミーティング。

 

レジのカード決済の機械の調子が今一つだったようなんですね。ほんの数分ですがアルバイトの作業がもたついた。

 

それを見ていた50~60代のおじさまが言い出したんですよ。

 

「またかよ、この間もその機械の調子が悪かったんだよ。オレ、店長に機械の調子が悪いから直しとけって言ったのにまだ直っていないのかよ」

 

アルバイトはまだ入って半月の若い女性。

 

顔を真っ赤にしながら「申し訳ございません」しか言えません。

 

「オレね、あなたに文句あるわけじゃないの。機械を直さないのって店長の怠慢でしょ。それがよくないって指摘してるんだよ」

 

「すみません・・・」

 

「店長にいってもダメなら社長か?機械の調子が悪いままだと他のお客さんにも迷惑だからさあ、だから言ってるわけよ」

 

「すみません・・・」

 

店内中にひびきわたるおじさまの声をバックヤードできく当の店長と社長。

タイミング見て出ていこうかと思った頃に、おじさんは去っていったので、とりあえずは終わったわけですが。

 

最近増えているのです。50代以上で自分の感情を抑えられず怒りを延々と垂れ流す方。

 

特にコンビニやスーパーのサービスカウンターで「説教おじさん」を頻繁にみかけるようになりました。

 

接客する従業員にすれば非常に迷惑でして、1回で一気にモチベーションが下がる原因になります。

各店舗に常連クレーマ―がいて、お店はしっかりと顔と名前を憶えていますよ。

従業員は遠巻きに観察してびくびくしています。

 

当然、顧客満足度なんて言葉は、この現場を知るとむなしくなります。

 

もう一つの問題は、ベテラン従業員で感情を抑えられない方が増えていることです。

顧客だけではなく、内部にもいるのです。

 

若手へのささいな注意がだんだんとねちっこくなり、長くなり、頻度が増えて。

 

これから活躍してほしいという若手社員たちが退職するきっかけになりがちです。

 

 

 

脳科学の本を読むと、高齢化により脳が感情を制御できなくなってしまうという話があります。

 

そうなんです、怒っている本人たちもいったんスイッチが入ると制御ができないのです。

しかも自分より立場が上とか、強そうな人には言わない。

明らかに年少者や女性などに爆発するのです(相手をちゃんと見ているんですね)

 

ただし、自分の感情が爆発したことについて後悔しているケースは多々あります。

そのため、怒った後に、「言いすぎちゃった」なんて反省の言葉を漏らしたりします。

 

ただし、誰かがその時に「気を付けたほうがいいよ」「そこまで言うんですか」などと反論しないとエスカレートしていくのです。