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従業員に決算書を見せる経営者のはなし

従業員に決算書を開示する経営者の方は割といらっしゃいます。

 

そして、開示するまでに悩んだ経営者も多い。

 

私の経験値で恐縮ですが、従業員に決算書を開示した会社の方が経営は順調です。

 

よくよく考えてみればその通りでして。

 

従業員に決算書を開示できるということは、決算の数値にやましいところがない、ということですね。

 

「これ、社長の私物購入のお金でしょう」

 

「社長、こんなに役員報酬とってるんですか?」

 

「社長の豪遊ゴルフツアーが経費に入ってますよね!?」

 

ということを従業員から指摘されてしまう決算書だと、とてもお見せしたらダメなのです。

見せた瞬間に従業員から不満が噴出します。

 

 

会社と経営者個人のお金をシッカリと分けた明朗会計であれば、従業員に見せても問題はないのです。

 

なお、再生フェーズの場合、社長が従業員に謝罪するためにあえて開示することもありますね。

 

「これまで会社の経費で遊んでいたけれども、今後は心を入れ替えて会社を立て直したい」

 

「ついては、会社のお金をどのように使っているのか、みんなにも知ってもらいたい…」

これ、従業員が社長にどこまでついてくるのか、バクチのシーンですね。

 

 

そして、単に開示するだけではなく、決算書の中身について社長自ら説明することが大切。

社長が自分の言葉で全ての項目に対して、説明できなければいけません。

顧問税理士に任せきりだと、あれ、この支払手数料って何だっけ?という社長も多いですね

 

従業員のモチベーションを高めるために、「経常利益の〇%はボーナスで還元します!」と宣言することもあります。

 

もちろん〇%の根拠はちゃんと説明します。

 

「経常利益のうち、3分の1は借入金の返済、3分の1は会社に残すお金、残ったのはボーナスね」というように。

 

 

さて、みなさんの決算書、従業員に開示できますか?