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銀行に怒ってもムダというはなし

銀行との取引はどうしてもクレームにつながりやすいですね。

 

多額のお金に関わりますし、契約内容は小難しいし、ハンコは多いし・・・

 

借入にまつわる場面において、銀行に対し怒りを持つ経営者も多いです。

 

 

業績が悪くなったら手のひらを返したようにそっけなくなったとか、

 

リスケジュールの要請になかなか対応してくれなかったとか、

 

 

運転資金と設備資金の両方で借りようとしたら、設備資金しか貸してくれなかったとか。

 

あんまりすぎる銀行の塩対応に対し、経営者の中には

 

「もう、あの銀行とは付き合わない!」

 

「預金をすべて別の銀行に移す!!」

 

と憤って、折よく低金利などの好条件で話を持ってきた他行から新たに多額の融資を行い、メインバンクになるケースがあります。

 

 

 

ただし。正直なことを言いますと。私の所感で恐縮ですが、

 

5,000万円以下の借入なんて、銀行からしたら大したことがない金額です。

割と田舎の支店や、地方の信組ならちょっと話は別ですが。

 

 

 

2000万円の貸出で文句言われる社長と付き合うのなら、そのリソースをぽんっと1億円借りてくれる社長とか、3,000万円の住宅ローンを借りてくれる個人客に振ったほうがいいに決まっています。

 

もちろん、銀行は社長にはそんなこと絶対に言わないですよ。

15時にシャッターが下りた支店で「しょーがねえなあ、あそこの社長は」なんて愚痴ってます笑。

 

 

さらに社長がどんなにすごんでも、たとえ「預金を引き揚げるぞ!」と言っても、銀行員はクレーム対応はお手のもの。

 

その場ではひたすら謝罪してくれますが、それ以上のことはなかなか行ってくれません。

 

だって、暴力団か!?とも思われそうな相手とも取引しているわけですからね。

やり手の支店長が、逆恨みで殺されそうになったという話は割とあるあるです。

 

 

 

ということで、銀行が思うような取引をしてくれなくても、社長が怒った時点で負けなのです。

 

ぐっと我慢して、銀行にとって「御しやすい相手」を演じてください。

とはいえ、ほんとになんでも銀行の提案に載ったらダメです!絶対!!

 

銀行、特にメインバンクと仲良くなり、長い付き合いを維持することで、絶対にプラスになりますから。

 

 

例えば、現在のコロナ騒動なんてその典型。

 

普段から仲良くしておけば、向こうから「新規の融資、やりましょうかあ」って真っ先に提案してきますから。